歪取りロール機の特徴と利点について
当社の歪取りロール機は、複数本のロールを交互に配置したロール矯正機です。プレス矯正のポイント的な矯正とは異なり、ワーク全体に対して矯正を行います。
3本のロール機にワークを入れると曲げる(弓状)ことができ、逆に曲がりのあるワークを入れてある程度までの曲りを取ることも可能ですが、複雑な曲がりを持つワークに対して、均一な結果を得るには数回ロール矯正を行う必要があり、設定も困難です。
当社歪取りロール機は矯正ロールを複数本交互に配置することにより、3本ロールの矯正を繰り返し数回行いますので、1回の挿入でワーク全体の複雑な歪を矯正できます。
また、操作はいたって簡単。ワークの厚みや材質に対して、入口・出口を設定し起動するだけで、どなたでも操作できるように考慮しています。
また、この矯正によりワークの本来持つ複雑な応力も均一になり、マシニング加工や曲げ加工など、後加工で発生する加工歪を軽減することができます。
矯正モータ(主軸モータ)は機械能力に対して無理のない機種・容量を選定しています。
また、お客様の用途に合わせて、送り速度や容量の変更が可能です。
調整は、ハンドル操作による手動タイプとタッチパネル操作による電動タイプを選定できます。
特殊な形状のワークや材質、機種の選定・前後装置など、ご質問がございましたら、お気軽に御相談ください。